眠れない原因について

不眠の人の画像 眠れない悩みは一時的であれば問題ありませんが、毎日続くようであれば日常生活にも支障をきたしてしまい、非常に辛いです。

また、睡眠障害を引き起こす原因によって対処方法は異なり、軽度であれば生活習慣の見直しで改善されますが、不眠症の場合には原因に応じた治療が必要となります。

 

不眠症の原因とは?

原因を考える人の画像睡眠に関する悩みは人それぞれ違うように、不眠症になる原因も様々です。

また、不眠症になる原因は1つとは限らず、複数組み合わさっていることもあるため非常に厄介です。

不眠症を改善するためには、まずは原因を突き止めることが大切です。

他のページでは不眠症のタイプについてお伝えしましたが、ここではどうして不眠症になってしまうのか?不眠症の原因について紹介します。

心理的原因

精神的なストレスが原因で起こる不眠です。

過度の緊張や不安、大きなショックや悩みなどが生じた場合に眠れなくなってしまい、十分な睡眠が得られなくなります。

例えば、重要な試験が控えている、大切な仕事がある、親しい人との死別、人間関係のトラブルなどの出来事があった場合には交感神経が優位になり、脳は眠る準備ができなくなります。

また、翌日に影響が出るため早く寝なければいけないと思うほど眠れなくなってしまう傾向があり、悪循環を招く恐れがあります。

 

なお、こうした心理的原因による不眠症は、原因となる出来事が解決されることで症状が改善されることもあります。そのため、不眠症になった前後の出来事を考えてみると良いでしょう。

ただし、心理的な負担が大きいため、精神科や心療内科などでカウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。

身体的原因

身体に生じている症状が原因で起こる不眠です。

寝ている間に病気や怪我による痛み痒みが起こることで目覚めてしまい、熟睡できなくなります。

例えば

・アトピー性皮膚炎や花粉症による痒み

・外傷や関節リウマチによる痛み

・腎臓病や前立腺肥大による頻尿

・喘息による発作

などの不快な症状があることで寝ていても何度も目覚めてしまう、あるいは目覚めてから寝付けなくなってしまいます。

その結果、睡眠時間が短くなり、眠りが浅くなります。

また、十分に眠れないとストレスが溜まり、身体症状も不眠も悪化し、慢性的な症状になりやすいです。

 

そのため、身体的原因によって不眠症を発症している場合には、悪循環を断ち切るためにも不眠症よりも身体的な病気や外傷の治療を優先することをおすすめします。

そうすることで、身体の症状だけでなく、不眠の症状も自然と改善されていきます。

精神医学的原因

精神や神経に関する病気が原因で起こる不眠です。

とくに不安や抑うつ症状があると不眠症になりやすく、うつ病患者が不眠症を併発するケースは珍しくありません。

また、向精神薬の副作用には不眠がありますので、治療薬が原因となり不眠を引き起こしている場合もあります。

うつ病などの精神疾患は自覚していない方が多いですが、治療が遅れると症状が重症化する恐れがあるため注意が必要です。

 

そのため、憂鬱な気分が続いている、趣味を楽しめなくなった、何もやる気が起こらないなどの症状がある場合には、うつ病の可能性があるため病院を受診しましょう。

なお、うつ病の他の症状が改善された場合でも不眠症状は残るケースがあります。

さらに不眠はうつ病の再発リスクを高めると言われていますので、医師の指示の下しっかりと正しい治療を受けるようにしましょう。

薬理学的原因

服用中の薬に含まれる成分や刺激物が原因の不眠です。

上記でも向精神薬の副作用によって不眠が生じる恐れがあるとお伝えしたように、薬剤の中には副作用で睡眠を阻害する成分があります。

特に向精神薬のような中枢神経に作用する薬や抗がん剤、ステロイドなどは副作用に不眠症が挙げられますので、副作用が強く出る場合には薬を変えてもらうと良いでしょう。

また、他にもアルコールやタバコ、カフェイン飲料(コーヒー、緑茶、エナジードリンク など)は、睡眠の質を下げたり覚醒状態にしたりする作用があるため、不眠に繋がります。

そのため、摂取する場合には頻度を控える、あるいは摂取する時間に注意するようにしましょう。

生理学的原因

睡眠リズムの変動が生理学的原因の不眠です。

ライフスタイルの変化によって体内時計が乱れると、眠りが妨げられてしまいます。

海外旅行による時差ボケ、試験による徹夜、シフトでの夜勤などで生活リズムが変わったり昼夜逆転の生活になると不眠症になりやすくなります。

また、体内時計は日光や運動によって整いますので、光を浴びない生活や運動不足によっても眠れなくなることがあります。

 

不眠が生理学的原因の場合、症状が一時的である場合が多いですが、体内時計を戻すためにはなるべく眠りやすい環境にすることが大切です。

眠りたいときには照度を下げて適切な室温にする、起床時にはカーテンを開けて日光を浴びる、睡眠の質を向上させるサプリメントを服用するといった工夫をすると良いでしょう。