睡眠時間について
現在ではインターネットで簡単に情報収集することが可能となっており、睡眠に関する情報も多数見受けられます。
その中でも最適な睡眠時間については様々な情報が行き交っており、実際に何時間眠ればよいのか判断が難しい状態になっています。
そこで、ここでは睡眠時間について説明しています。
睡眠時間は長い方が良い?
他のページでも“睡眠は健康のためには必要不可欠”といった内容をお伝えしてきましたが、具体的に1日何時間眠ればよいのか?については触れませんでした。
というのも、睡眠時間というのは年齢や体質などの条件によって大きく異なりますので、一概に○時間睡眠が一番良いとは言い切れないのです。
よく「7時間睡眠が良い」と言われていますが、実際にはそうとも言えません。
米国で行われた調査では、7時間睡眠だった場合の死亡リスクは最も低かったものの、8時間以上の睡眠時間の場合も死亡リスクが上昇しているという結果が出ています。そのため、ただ単に睡眠時間が長ければ良いというわけではありません。
また、ロングスリーパー(睡眠時間10時間以上)やショートスリーパー(睡眠時間6時間未満)の方でも健康に問題ない方はたくさんいらっしゃいますので、あまり睡眠時間にこだわる必要はありません。
睡眠時間は季節によって変わる?
睡眠時間というのは年齢、運動、ストレスなどの条件によって変動しますが、季節によって変動することもわかっています。
人間には生まれつき哺乳類と同様に冬眠するための身体機能を持っており、日の長さによって体内時計が変化して睡眠時間が変わります。
そのため、太陽が出ている時間が短い秋から冬にかけては睡眠時間が長くなり、その逆に太陽の出ている時間の短い春から夏にかけて睡眠時間は短くなると言われています。
睡眠時間にこだわりすぎない
健康と睡眠は切っても切れない存在ですが、冒頭でも触れたように睡眠時間が長ければ体に良いというわけではありません。
むしろ必要以上に眠ろうとすると眠りが浅くなり、睡眠の質が低下してしまう恐れがあります。
そのため、日中に眠気や不調を感じることなく活動できていれば、睡眠時間に問題はないと言えるでしょう。