習慣で寝酒をしていませんか?お酒が睡眠に及ぼす影響とは

とある製薬会社が実施した調査によると日本人の5人に1人は何らかの不眠症状を抱えていますが、実際に通院して睡眠薬を処方してもらっているのは約8%という結果が出ています。では、残りの方はどのようにして不眠と向き合っているのでしょうか?

実は、多くの方は就寝前の一杯、そう寝酒に頼っているのです。しかし、残念ながら寝酒は睡眠の敵だったのです。

寝酒がNGな理由

なぜ?

お酒は「酒は百薬の長」ということわざがあるように、飲み方によっては心身を元気にしてくれます。

また、お酒を飲むと眠たくなるから布団に入る前にお酒を飲むという方もいるでしょう。

確かに、お酒を飲むと寝付きは良くなります。しかし、毎晩の寝酒は睡眠を妨げる大きな原因となります。

寝酒がNGな理由は3つあります。

酔いが覚めると睡眠が浅くなる

飲酒直後は眠気が生じますので寝付きは良くなります。しかし、こうしたアルコールの作用は3時間程度で消失します。また、アルコールの利尿作用で夜中にトイレへ行きたくなりますし、アルコールには睡眠を浅くする作用があります。そのため、途中で目が覚めるとなかなか寝付けなくなり、起床後のパフォーマンス低下に繋がります。

習慣化してしまう

毎晩寝る前にお酒を飲んでいると、体が慣れてきてしまいます。そうすると始めのうちは寝酒の効果を実感できたとしても、そのうち同量のアルコールでは効果が現れなくなります。その結果、効果を得ようと飲酒量が増えて睡眠だけでなく健康にも悪影響を与えます。

生活習慣病のリスク増大

アルコールには一時的に筋肉を弛緩させる作用があります。筋肉が緩むと気道が圧迫されて鼻呼吸ができなくなり、いびきをかきやすくなったり睡眠時無呼吸症候群を引き起こします。また、過度の飲酒で睡眠が妨げられるだけでなく、アルコール性肝炎や肝障害、肥満などの生活習慣病リスクが高まります。

正しいお酒との付き合い方

1日の適正飲酒量

寝酒は不眠を悪化させるだけでなく健康にも悪影響を与えます。しかし、「お酒=NG」というわけではありませんので、不眠にお悩みの方はお酒の付き合い方を見直していきましょう。

寝酒によって睡眠の質が低下するのは、アルコールが代謝されるタイミングです。当然、アルコールの処理能力には個人差がありますので代謝される時間は人によって違いますが、寝る直前までアルコールを飲むのは避けましょう。

一般的な飲酒の適量はビールであれば中瓶1本、日本酒であれば1合、焼酎であれば1/2合です。

また、お酒を飲むのは就寝前の34時間前までが推奨されていますので、寝酒ではなく晩酌に切り替えるようにしましょう。

就寝の34時間前までに飲み終わるのは難しい場合でも、なるべく飲み終わりから就寝までの間隔を空けるよう心がけてください。

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