睡眠薬に耐性や依存性があるってウソ?ホント?

睡眠薬への疑問や不安は多いですが、その中でも特に多いのが耐性や依存性に関するものです。

 

「睡眠薬は飲み続けると効かなくなるってホント?」

「量を増やさないと効かなくなるの?」

「より強い睡眠薬が必要になってくる」

「飲み始めると睡眠薬なしでは眠れなくなってしまう?」

このような声や噂はSNSなどでよく見かけます。

耐性や依存性に関するこれらの話は本当なのか嘘なのか、このページではそれらを紹介していきます。

現在処方されている睡眠薬について

現在、処方される主な睡眠薬はベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬の4種類で症状の重さや不眠タイプによって選ばれます。

 

これらは依存性や耐性、副作用も非常に小さいため安全性の高い睡眠薬です。

服用中に量を増やさないといけなくなることも無いですし、医師の指導のもとであれば服用量を減らしていくことも可能なほど依存性も低いです。

 

では、なぜ睡眠薬には耐性や依存性があるという話があるのでしょうか?

以前の睡眠薬には耐性や依存性があった

レボナ

920年代から1950年代半ばにかけてはバルビツール酸系と呼ばれる睡眠薬が、超短時間型はラボナ、中時間型はイソミタール、長時間型はフェノバールという商品名で処方されていました。

これらの睡眠薬には強い催眠作用がありましたが、その反面、耐性や依存が起こりやすく、ふらつきやめまいなどの副作用もより高い頻度で確認されていました。

また、過剰摂取を行った場合、呼吸麻痺などの危険な症状を引き起こす危険性もありました。

 

1961年には販売を控えるよう通達が行われたこともあり、不眠症に対しては冒頭で上げた4種類の睡眠薬が処方されることが増え、現在ではほとんど処方されることはありません。

結論は

一昔前に処方されていた睡眠薬の情報がそのまま噂として現在まで残っていた。

余談ですが、昔のテレビドラマでは睡眠薬を大量に飲んで自殺を図るシーンがありました。

しかし、現在の睡眠薬だと致死量まで飲むためには物理的に飲みきれないほどの量が必要となるため、現実的には不可能となっています。

 

これほどの違いがあるほど睡眠薬は大きく進化をしたと言えます。

ただ、安全性が高くなったとはいえ睡眠薬は今も医師や用法用量に従って服用する必要があるということは憶えておいて欲しいです。

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