不眠症の症状と4つのタイプ

不眠で辛い人の画像 眠れないという悩みは非常に辛い問題ですが、悩みの内容は人それぞれで対処方法もまた違ってきます。

同じ睡眠時間でも熟睡できたと感じる方もいればそうでない方も居ます。そのため、睡眠に関する悩みは人と共有することは難しく、非常に繊細な問題といえます。

ここでは、不眠症をよく知るために主な症状と不眠症のタイプについてお話します。

 

不眠症の主な症状とは

眠れない人の画像睡眠障害とは睡眠に何らかの問題がある状態を指します。

睡眠障害には睡眠呼吸障害、過眠症、概日リズム睡眠障害などがありますが、代表的なのは“不眠症”です。

 

寝付きが悪い、夜中に目が覚めてしまう、十分な睡眠時間のはずなのに疲れが取れていないといった悩みは誰しも一度くらい経験があるでしょう。

しかし、こうした睡眠に関する何らかの悩みが1ヶ月以上続く場合「不眠症」と診断されます。

また、不眠症の症状を訴える人は加齢とともに増加し、中高年以降の悩みの1つとされています。

 

不眠症のタイプは大きく分けると4つ

4種類のイメージ画像睡眠障害にもいくつか種類があるように、不眠症も症状に応じて4つのタイプに分けることができます。

不眠症の疑いがある場合には、まず自分がどのタイプなのかを把握することが治療の第一歩と言えるでしょう。

入眠障害

入眠障害とは「寝付きが悪い」症状のことです。

布団に入ってから眠りにつくまで30〜60分以上の時間がかかる状態を指し、不眠症の中では最も患者数が多いとされています。

寝付きが悪くなると睡眠時間が短くなり、朝起きるのが辛くて日中に眠気に襲われることがあります。

なお、こうした入眠困難は精神的な問題が関与しているケースが多く、不安・ストレス・緊張などが強い場合に生じやすいです。

中途覚醒

中途覚醒とは「夜中に何度も目覚めてしまう」症状で、睡眠維持障害とも呼ばれます。

中途覚醒は年齢を重ねるほど患者数が増加傾向にあり、時間や回数には個人差がありますが、一度目覚めてから寝付くことができない、寝ている間に何度も目が覚めてしまうといった症状が挙げられます。

日本睡眠学会では、一晩で2回以上目が覚める場合を中途覚醒と定義しており、熟眠している時間が短くなるため熟眠障害と併発しやすい傾向があります。

また、中途覚醒によって一度目覚めてしまうと、一晩中起きているような感覚になるため精神的なダメージも受けます。

早朝覚醒

早朝覚醒は「予定よりも朝早く目覚めてしまう」症状のことです。

寝付きは良いものの、予定している起床時間よりも2時間以上早く目が覚めてしまい、眠りたくても眠ることができない状態になります。

こうした早朝覚醒は特に高齢者やうつ病患者に多く、うつ病診断の目安にもなっています。

また、早朝覚醒は入眠時間に関係なく目覚めるため、結果的に睡眠時間が短くなります。そのため、中途覚醒と同様に精神的なストレスを感じてしまいます。

熟眠障害

熟眠障害は「睡眠の満足感が得られない」症状のことで、熟眠困難と呼ばれることもあります。

十分な睡眠時間をとったにも関わらず眠りが浅く、目覚めたときに熟眠感が得らない、朝起きても疲れが残っているといった症状が挙げられます。

熟眠障害の場合には日中に強い眠気に襲われやすく、日常生活のパフォーマンスが低下し、精神面でも落ち込んでしまう傾向があります。

なお、熟眠障害は睡眠時無呼吸症候群などの病気が原因となっている可能性があります。